映画「ジョン・ウィック」感想(ネタバレあり)




ジョン・ウィック
John Wick

2014年/アメリカ

[監督]  チャド・スタエルスキ
[出演]  キアヌ・リーヴス
     ミカエル・ニクビスト
     ウィレム・デフォー
     アルフィー・アレン

あらすじ
マフィアに愛犬を殺された元殺し屋が復讐に行きます

イケオジ祭り
70

 

 

愛妻を病で亡くし傷心の時に、ロシアンマフィアに襲われ車を盗まれるわ愛犬を目の前で殺されるわで失意のどん底のジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)。
彼の中からひしひしと感じる静かで、けど激しい怒りが迷うことなく復讐へと向かわせ、足を洗ったはずの殺しの世界へ彼を引き戻していく。
マフィアは「たかが犬ぐらいで!」とほざいてたけど、愛犬のデイジーはジョンにとってはただの犬ではなかったんですね。


※ビーグル犬のデイジーちゃん。

このデイジーちゃんがもう超愛らしいの!!
上目遣いでジョンを見上げ、彼の後をずっとついていく姿におばさんはハートを撃ち抜かれました。

デイジーたん・・かわいいぃぃ、かわいいおぉぉ!!(ただの変態)

ジョンにとってただの犬ではなかったというのは、このデイジーちゃんは亡き妻からの最後の贈り物だったんですね。
後に残される夫を心配して、デイジーちゃんが今後ジョンの癒しとなり家族となってくれるようにと。

そしてその望み通り、デイジーちゃんはジョンが自分は孤独じゃないと希望を見いだせる存在になったんですよ。
もうジョンにとってはデイジーちゃんが希望そのものになっていた。
そんなデイジーちゃんを殺されたんだからそりゃ激おこですよ。

もうね、気を失っているジョンのもとに、殴られて瀕死の状態で這って行ったであろうデイジーちゃんの血の後とか見て、犬好きの私は泣いてしまってですね・・。


※イケメンと子犬が戯れる(私にとっても)幸せな時間を返してくれ・・

ジョンの復讐もやっちまえぇ!って感じで感情移入してたんですが。

あのラストは何・・?(´・ω`・)エッ?

どっかの施設から「さあ帰ろう」とかなんとか言ってワンちゃんを一匹連れて帰るとこで終わるんだけど。
新たな生きる希望を自ら作ったってことなの?
デイジーちゃんと全く似てないワンちゃんだったことはいいとしても。

デイジーちゃんってそんなさっくり次に行ける程度の存在だったの・・?

まあね、続編作る気満々だったろうから次のバディ的なワンちゃんをぶっこんでおきたかったのかな。
え?デイジーに執着しすぎ?
ですね、変態ですみません(・∀・)

 

で、ストーリーは単純明快、アクションもそこそこ見ごたえがあって普通に楽しめたかな。
強いて言うなら斬新さはなかったですけど。
けどまあそこはベテランのイケオジ達でカバー。
渋さとスタイリッシュさが作品に加わったと思います。

 

目次

イケオジその1 ウィレム・デフォー(59歳)

ウィレム・デフォーが出てると「きたきた!」って妙にワクワクしちゃうのは私だけですかね。
一癖も二癖もある役者というか、役柄によってイケオジに見えたり変態に見えたりと振り幅がすごくて深みのあるところが好きです。

で、本作ではイケオジスナイパーです。
ジョンの親友で度々窮地を救ってくれます。


※本作では見た目マイルド、イケオジ紳士なデフォーさん

ジョンを助けてさわやかに去り、あれ~ウィレム・デフォーにしてはあっさりした役だったなぁと思ってたら。
んなわけなかった。

最後にすさまじい散りっぷりを見せてくれましたΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

最後までプライドを持った死に方・・あんた漢(おとこ)だったよ!!

 

イケオジその2 ジョン・レグイザモ(50歳)

出演シーンはちょろっとだったけど、マフィアのバカ息子をひるむことなく一蹴してかっこよかったなあ。

私が子供の頃に「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」でルイージを演じてて結構好みだったんだよな。
その後もちょいちょい見かけてはいたけど、今回久々に見ていい感じに熟成されとる・・と心震えました(・∀・)イイ!!

 

イケオジその3 イアン・マクシェーン(72歳)

殺し屋御用達のコンチネンタルホテルの支配人。
私はイアンさんは多分初見かな。

ジェントルな雰囲気ながら、裏社会の掟を破った女殺し屋ミス・パーキンスを容赦なく始末するあたり裏社会を取り仕切る威厳さも感じられて渋かったです。
ま、もうちょっとミス・パーキンスを早くやってくれてたらデフォー氏死んでなかったかもね!

 

イケオジその4 ミカエル・ニクビスト(54歳)

どこかで見た顔だな~と思いつつ、観賞中にはさっぱりわからなかったんですが。
「ミレニアム」3部作で主役のジャーナリスト演じてた方だったのね!


※ミレニアムのミカエルさん

「ミレニアム」の時は冴えないオッサン具合が絶妙で、言っちゃ悪いが全然かっこいいと思わなかったんだよね。
けど本作ではうってかわってロシアンマフィアのボスで、風格と渋さがあって見事なイケオジでした。
役者って本当にすごいなあ・・!

 

その他裏社会の清掃屋チャーリー(デヴィッド・パトリック・ケリー)やコンチネンタルホテルのコンシェルジュのシャロン(ランス・レディック)などもプロフェッショナルでかっこよかったです。

あ、主役のキアヌももちろんかっこよかったですよ。
けどなんていうのかなあ・・キアヌはやっぱりキアヌというか(意味不明)。
デフォー氏のようなマルチな俳優を好む私としてはなんだか物足りない気もするのです。

主役なのに褒めてない・・(;^ω^)
けどまあ私にはキアヌが普通、そして作品も楽しめたけど正直普通でした。

シリーズ化されてるし、ハマる人にはハマるんだろうな。
私もとりあえず2作目を見てみようと思います。

それでは、また。